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中古住宅購入時、屋根材を学んでから購入しよう!

株式会社GROOVE Plus(グルーヴプラス)

神戸市北区、兵庫県三田市のエリア特化型の企業です。

土地、一戸建て、マンションなど売却査定を承っております。

弊社、メガバンク銀行提携の住宅ローンもございますので、

専門アドバイザーによる購入相談も承っております。

ぜひ、ご相談ください。

 

中古住宅購入時、屋根について気にしていますでしょうか?

近年、新築価格の高騰により、中古住宅購入をされる方が増えています。

自宅の中の劣化状況や、雨漏り、シロアリの害、所有者の過去のリフォーム履歴を気にされることは

多いことかと思います。実際に業務をしていく中で、屋根の種類についての質問は比較的少なく感じています。皆さん屋根材にもたくさん種類があることをご存じでしょうか?

それぞれの屋根材の特徴やメリット、デメリットをご紹介いたします。

 

屋根材は大きく分けると4種類

①粘土系

 

粘土瓦には「釉薬瓦」(ゆうやくがわら)と「無釉瓦」(むゆうがわら)の2種類があります。

釉薬瓦(陶器瓦)や、無釉瓦(むゆうがわら)は、和瓦と呼ばれ、昔ながらの日本家屋で使われている瓦です。元々は海外の住宅で使われていた瓦ですが、現代の日本でも洋風住宅などで使用されています。

 

 

メリット

 

粘土瓦の凄いところは、その耐久性です。

耐用年数は50年から100年とも言われており、再塗装のメンテナンスを基本的には必要としません。

 

その他にも耐火性・防音性・防水性に優れており、汚れにも強くきれいな外観を長年維持することができます。

粘土瓦は、雨漏りがしにくい屋根ということもあり、雨が多い日本には適している屋根です。

瓦屋根の場合は屋根の下地と瓦の間に「空気の隙間」があり、この隙間が窓に使われる複層ガラスと同じような効果を生み、外の熱を直接伝えにくい構造になっているため、湿気がこもりにくく結露も起きにくくなります。
夏に涼しく、冬は暖かいような日本の風土にあっている屋根になります。

 

デメリット

 

・粘土瓦は屋根材の中でも初期費用が高い。
・耐震性が低い。

 

粘土瓦は重量が重く屋根にかかる負担が大きいという一番のデメリットがあります。

 

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②セメント系

 

セメント瓦とは、セメントと水を混ぜ、既存の型に入れて形成し塗装を施した瓦です。

一世代前に日本で普及率が高かった屋根で現在では、ほとんど使用されることは無くなりました。

 

 

メリット

 

焼き物ではなく、セメントで自由な形にできる上に塗装も好みの色にできるため、成形の精度が高くカラーバリエーションも豊富で和風、洋風など、外壁の色に合わせやすいのもメリットの一つです。

耐用年数は30年~40年ほどで、耐久性に優れています。また、セメントと川砂でできているため燃えにくく、耐火性にも優れています。

 

デメリット

 

デメリットとしては、セメントでできているため衝撃に弱く、ひび割れしやすいことです。また、粘土瓦とは違い、表面に塗装が施されているため、定期的に塗装のメンテナンスが必要です。

 

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③スレート系

 

スレート屋根にも2種類あり、「化粧スレート」と「天然スレート」があります。

化粧スレートはセメントに繊維状の素材を混ぜて薄い板状に加工したもので、「カラーベスト」や「コロニアル」などの商品名で呼ばれることもあります。

 

化粧スレートのメリット

 

瓦に比べ軽量なため耐震性が高いうえに低価格な屋根材で、カラーバリエーションも豊富なデザイン性の高い屋根材です。

 

 

化粧スレートのデメリット

 

スレートの耐用年数は15~20年と他の屋根材に比べ耐久性が低く、ひび割れや反りなどの劣化が起こりやすいところがデメリットです。また、表面を保護するために定期的な塗装のメンテナンスが必要です。

 

 

天然スレートのメリット

 

天然スレートとは粘板岩という天然の岩石を使用したを屋根材です。天然の石を加工して使用するため高級感があり、また、自然素材なため、塗装などのメンテナンスの必要がないのが特徴です。

 

デメリット

デメリットとしては天然の岩石を使用していることで加工や施工の技術が必要になるため、他の屋根材に比べて費用が高くなります。また、重量があるため耐震性に影響を及ぼす可能性があります。薄板状に加工するので割れやすいのもデメリットの一つです。

 

 

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④金属系

 

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板とはガルバリウムと呼ばれる合金でメッキされた鉄の屋根材のことです。

 

 

 

メリット

 

ガルバリウム鋼板が金属で構成されていますが、錆びに強いといった特徴があります。そのため、他の金属屋根と比べると耐久性が高い屋根材です。また、断熱性が高く、温度の変化による割れの心配はほぼありません。

 

デメリット

 

薄くて軽量で優れた性質である一方、薄いからこそ傷つきやすく、凹みやすいといったデメリットもあります。又、初期費用やメンテナンス費用の高さもデメリットのひとつです。

 

 

 

その他 

 

⑤陸屋根

 

陸屋根とは、人が立ち入ることのできる、傾斜のない平らな屋根です。

軽量鉄骨造などによくある造りです。
全面改築する場合をのぞいて、陸屋根ではない家を陸屋根にはできません。

 

 

 

陸屋根のメリット

  • 屋根のスペースを活用できる
  • 屋根メンテナンスが簡単・安価
  • 居室空間が広くなる

 

陸屋根のデメリット

  • 水はけが悪い
  • メンテナンス頻度が多い
  • 2階が暑くなりやすい

陸屋根の耐用年数は12~20年です。
陸屋根に床面のコケ、剥がれ・破れ・ふくれなどが見られたらメンテナンスが必要です。

 

 

以下、早見表にまとめました。

 

種類 耐用年数 耐震性 耐熱性 遮音性 価格
釉薬瓦(粘土系) 50~70年
無釉瓦(セメント系) 30~50年
化粧スレート(スレート系) 15~20年
天然スレート(スレート系) 20年以上
ガルバリウム鋼板(金属系) 20年~30年
ジンカリウム鋼板(金属系) 30~50年
トタン(金属系) 10年~20年
銅板(金属系) 60年以上
ステンレス(金属系) 50年
チタン(金属系) 1500年以上
アスファルトシングル(その他) 20~30年

 

 

中古住宅を購入する際は、屋根のことも気にするようにしてください。

高い買い物をするので、あとから高額なメンテナンス費用がかかることも

考えられますので、じっくり勉強してから購入することをオススメいたします。

 

以上、参考になれば幸いです。