2024.07.06
軽量鉄骨造と木造住宅のメリット・デメリットについて解説
株式会社GROOVE Plus(グルーヴプラス)
神戸市北区、兵庫県三田市のエリア特化型の企業です。
土地、一戸建て、マンションなど売却査定を承っております。
弊社、メガバンク銀行提携の住宅ローンもございますので、
専門アドバイザーによる購入相談も承っております。
ぜひ、ご相談ください。
今回は軽量鉄骨造と木造住宅のメリット・デメリットについて解説します。
物件をサイトで見ていると、木造や軽量鉄骨造、鉄筋コンクリートなど見受けられると
思います。そこでなにが違うのか、又、注文建築する際は木造がいいのか、軽量鉄骨造がいいのか
悩まれる方もいるとおもいますので、一般的な情報でわかりやすくお伝えいたします。
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軽量鉄骨造のメリット
①優れた耐震性
地震などの災害に強く、倒壊しにくい
②耐久性
腐食や白蟻に強く、長期間住むことができる。
③レイアウトの自由度
柱の位置を自由に設計できるので、間取りの変更がしやすい。
木造住宅よりも柱がスリムなため、室内の解放感も出せます。
特に軽量鉄骨造の住宅のメリットは、「品質の安定」と「耐久性の高さ」です。
部材を工場でまとめてつくるので、技術力のばらつきが起きにくく、安定した品質の住宅を建てることができる。
また、木造より耐久性の高い住宅にできます。
木材を完全に使用しないわけではないので、シロアリによる被害が0ではありませんが、木造より被害を抑えやすく、長持ちさせやすいメリットがあります。
住宅の当たり外れのリスクを最小限にし、頑丈な住宅を建てたい方に向いています。
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軽量鉄骨造のデメリット
①施工コスト
材料や施工には、高いコストがかかる。
②熱伝導性
熱を伝えやすく冬場は保温性に劣ることがあります。
③環境への影響
鉄鉱石の採掘や製鉄過程は環境への負荷が大きいため環境への影響が心配されることもあります。
軽量鉄骨造は、本来なら現場での作業を最小限にし、建築コストを抑えることができます。
しかし、木造住宅より価格が割高な傾向です。
また、設計の自由度が木造と比べて低く、こだわりの特殊な部材が必要になると、別発注しなくてはいけない場合があります。
その場合、追加費用が高額になる可能性があるため、軽量鉄骨造では、割高になるケースが多いです。
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木造住宅のメリット
木造住宅のメリットは、いちばんは、建築費用が安いことです。
また、設計の自由度が高く、ご家族の希望に沿うこだわりの注文住宅を実現しやすいメリットがあります。
価格をなるべく抑えながら、注文住宅を建てたい方は、木造住宅がおすすめです。
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木造住宅のデメリット
木造のデメリットは、シロアリ被害にあう可能性がある点です。
シロアリによって主要構造躯体が被害にあうと、地震によって倒壊や傾きの恐れがあります。
安全性や資産価値が低くなり、売却しにくくなる可能性も出てきます。
そのため木造住宅では、シロアリ対策が必須であり、定期的なメンテナンスも重要になります。
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その他
防音性について
防音性の違いは、木造と軽量鉄骨造ではあまり変わりません。
鉄のほうが防音性が高いイメージですが、防音性に関係する部分は、骨組みなどの構造ではありません。
防音性に重要な点は「気密性」や「壁の厚さ」です。
壁と壁のすき間が少なく、家がより密閉されている住宅を選ぶことで、音漏れを防止しやすくなります。
耐用年数について
住宅の法定耐用年数は、構造によって異なります。
また、軽量鉄骨造でも「鋼材」の厚さによって違いがあります。
木造住宅は22年、軽量鉄骨造(3ミリ~4ミリ)は27年です。
法定耐用年数とは、建物の寿命というわけではなく、税制上の基準になります。
そのため、法定耐用年数を超えても住み続けられる可能性は高く、メンテナンスすることで、100年住み続けられる家も存在します。
耐火性について
鉄は木より高温に弱い特徴があり、火事になった際に、鉄が溶けて変形する恐れがあります。
木造住宅は、表面が燃えても炭として残るため倒壊しない可能性あり、避難する時間を確保できます。
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まとめ
注文住宅として、どちらが良いかは一概に言えませんが、価格や住宅性能など、それぞれの特徴を確認したうえで、どこを重要視するのか、ご家族にとってベストな構造を選択することが大切だと思います。
以上、木造住宅と軽量鉄骨造の違いについて説明させていただきました。
ご参考になれば幸いです。